フィッシュウオッチャーに必要な基礎知識特集

これからダイビングを始めようとするダイバーの第1の関門は、基礎的知識・スキルの習 得であり、ビギナーダイバーの第2の高いハードルは、「魚博士・魚オタク」とまではいかな いにせよ、フィールドの海洋生物を如何に多く知る、又、いかに多くのポイントを制覇し多く の海仲間をつくるかが、ダイビングライフを楽しみ、より豊かにする事となります。

ダイビングショップ内・ダイビングスクール時・ダイビングツアー時に、必ず耳にするのが「○○魚を見ましたか?」「○○ポイントはどんな海?」と言う、固有名詞を主体とする海仲間とのコミュニケーションがとられ、知らないと会話がスムーズに進みません。

ダイビングを始めて少し余裕のできた貴方、数多くのポイントを巡る・ダイビング仲間を多くもつには物理的にも時間が必要です。
「魚名」を覚える事、その「居場所」を覚えるのは少しの努力でどうにか覚えられ、早く覚えれば覚えるほど数倍、海を楽しめることうけあいです!
しっかり覚えて「歩く魚図鑑」と呼ばれるためにもご利用頂くと、役に立つ便利な知恵袋です!

お役立ちその1 材料編

・スーパーの鮮魚コーナーetcで身近な魚から覚える
・ダイビング雑誌・フィールド図鑑で寝る前に5匹ずつ覚える
・アクアリゥムに行って覚える
・海仲間に教えてもらい覚える

お役立ちその2 形や模様から覚える編

最初は、海仲間と話す際、分からない・知らない場合は、これ位の大きさ、こんな形、こんな色模様、と話せばターゲットにかなり近づくでしょう。
リスニングで覚えるのも必要ですが、視覚でとらえる覚え方が依り具体的で即、効果があります。
少し覚えた頃、知らない場合は、似たような魚を思い出し○○の仲間?と言うのも一つの方法です。
しかし、いつまでもこのような状態は、情報を共有し合う海仲間としては余り良いとは言えず、出来るだけ早く魚名を覚えダイビングショップで海問答をして下さい。

【型編】アジ型:鮮魚店でよく目にする食用魚、紡錘型
アジの仲間、イワシの仲間、カマスの仲間、カサゴの仲間、サバの仲間、サヨリの仲間、スズキノの仲間、ヒメジの仲間、フエダイの仲間、ベラの仲間

エイ型:ひし形で細長い尾がついている
ヒラタエイ、マダラエイ、トビエイ、イトマキエイ、サカタザメ(カワリダネ)

ウミヘビ型:細長い体形で泳ぎ方に特徴あり
アナゴの仲間、イタチウオ、ウミヘビの仲間、ウツボの仲間、ゴンズイ、ヤガラの仲間

サメ型:流線型で三角形の各ヒレ、エイとの違いはエラの位置がサメは頭側にエイは腹側
メジロザメ、ホオジロザメ、ネコザメ・ノコギリザメの変形タイプ、カスザメ・オオセetc. エイ型に近いものも

タイ型:隋円形を1/2にしたような型で○○ダイと呼ぶ
タイの仲間、フエダイの仲間、イサキの仲間、ベラの仲間

チョウチョウオ型:ヒラメ型を縦にして不均等な隋円型でカラフルな色
イシダイの仲間、カゴカキダイ、カワハギの仲間、スズメダイの仲間、チョウチョウオの仲間、ツバメウオ、ツノダシ、ニザダイの仲間

ハゼ型:棒状な型で砂地に生息するがあまり泳ぎまわらない
エソの仲間、ギンポの仲間、トラギスの仲間、ネズッポの仲間、ハゼの仲間

ヒラメ型:隋円形の扁平な型で海底に平行になっている
アンコウの仲間、ウシノシタの仲間、カレイの仲間

フグ型:どこから見ても膨らんだ型で泳ぎが不得意
フグの仲間


【縞(しま)・線模様編】魚の頭を持って吊るしタテ方向に縞があるのがタテ縞、横ならヨコ縞、縞のある魚は縞 の数に注意する
ヒトスジ○○、イッセン○○、色と関係あればアカオビ○○、状態ならタテジマ○○と いったもの、例外はキスジ、ハクセン


【斑紋(はんもん)編】魚の斑紋の数を見る
イッテン○○、ミツボシ○○、片側か両側の数と成っている。無数の場合はアカブチ○ ○、アカマダラ○○


【無地編】体色一色の場合は色で覚える
アカ○○、アカネ○○、オウゴン○○、クレナイ○○、コガネ○○、スミレ○○、ソラ○○、ダイダイ○○、ベニ○○、ヤマブキ○○、ルリ○○、ヤマブキ○○

【動物名編】ネコ○○、メジロ○○、ホオジロ〇〇、タイガー○○、キツネ○○


【注意編】※稚魚と成魚、雄雌、昼夜間によってかなり違う魚がありますので要注意。
 ダイビングショップのフィルド図鑑で確認をお忘れなく。



【応用編その1:縞・線、筋、斑紋・星】

斑紋/星
イッテン○○
−サクラダイ
−チョウチョウオ
−フエダイ
イッセン○○
−タカサゴ
−ヨウジ
ヒトスジ○○
−イシモチ
−ギンポ
−タマガシラ
−モチノウ
フタボシ○○
−キツネベラ
  フタスジ○○
−タマガシラ
−ヒメジ
−リュウキュウスズメダイ
ミツボシ○○
−キュウセン
−クロスズメ
  ミスジ○○
−スズメダイ
−チョウチョ
−リュウキュウスズメ
シテン○○
−チョウチョウオ
−ヤッコ
  ヨスジ○○
−シマイサキ
−フエダイ
  ロクセン○○
−スズメダイ
−フエダイ
−ヤッコダイ
ムスジ○○
−コショウダイ
  シチセン○○
−スズメダイ
−チョウチョウオ
−ベラ−ムスメベラ
 
    ヤスジ○○
−チョウチョウオ


【応用編その2:○○+魚名】























アミメ            
アミ            
アオスジ              
イトヒキ                
イッテン              
イシガキ              
キツネ              
ゴマ          
サラサ              
シモフリ              
テング            
ニジ            
ノコギリ            
ハナ          
メガネ              
モンツキ              
レモン            


【応用編その3:ウオンテッド ザ 魚達】

魚達も人間同様に食・住(安全)・求愛のため、回遊ないし定住生活をしておりダイバーが見つけるためにはそれなりの予備知識が必要です。見たではなく、一歩踏み込んで見つけた時の喜びは眼尻も下がりハッピーディとなり、特に、ダイビングショップのダイビングツアーなどで感動的な生態内容に出くわした時は、人間同様に魚達を意地らしくも感じ又、数々のドラマを目撃し自分の生活に置き換えた時、自然と生命の大切さを知らされます。しっかり覚えて「海の探偵者」と呼ばれるよう基本ラインを身につけて頂くと、役に立つ便利な知恵袋です!

分布 太平洋(北・南)、大西洋(北・南)、インド洋、北極、南極
居場所の水深 上層…シャロウウオーター
中層…ブルーウオーター
低層…ディープウオーター
具体的住処 砂地 岩場 ガレキ コーラルetc
居住魚達の例 ・アンコウ
・エソ
・ヒラメ
・ホウボウ
・トラキス
・ヒメジ
・エイ
・イシダイ
・カワハギ
・アイナメ
・カサゴ
・ハゼ
・アングラーフィッシュ
・ニシキテグリ
・ウツボ
・フサカサゴ
・キンチャクダイ
・チョウチョウオ
・クマノミ
・ブダイ
・スズメダイ

※初めは大まかに覚えるといいでしょう!

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